HPPTの考え方
テーマ
◼️研究
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業務実態の測定(従事業務と投入時間の報告)に関しては、ホワイトカラーでは懸念を示す現場があります。
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一方で、分単位で測定することに抵抗を示さない現場があります。
この違いは何でしょう?
A:ストーリー
①なぜ、企業価値を向上し続けるのか?
◼️コメント
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企業活動とは、将来に渡って事業継続し続けることが経営の大前提(Going Concern:ゴーイング・コンサーン)。
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企業活動は、現在の社会を未来永劫にわたって、さらに、そして、よりさらに良くしていくことを社会が期待。
②どうすれば企業価値が向上するのか?
◼️コメント
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財やサービスを社会に多く(Or 最適に)提供するだけでなく、
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財やサービスの価値(例:提供価格)が向上すること。
③ヒト・モノ・カネに、取り組む順序はあるのか?
◼️コメント
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ヒトが創り(創造)、ヒト・機械が作り(②:モノ)、ヒト・機械が販売する(③:カネ)ことで事業は回転する。
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「①:ヒト → ②:モノ → ③:カネ」は、キャッシュフローを生み出す力の強さの順番です。
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ヒトの成長なくして、事業の安定的キャッシュフローは期待できず、結果、企業価値向上にも期待できません。
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現在、人的資本「経営」が大きく注目されているが、その原理原則は、これまでも、そして、これからも変わりません。
④ヒトの何が向上すると企業価値は向上するのか?
◼️コメント
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業務生産性:企業戦略実現に直結する業務だけに従事している状態。
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知的生産性:企業戦略実現の付加価値を創造している状態。
⑤「A:業務生産性 と B:知的生産性」の実態を知るメリットは?
◼️コメント
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「楽しい・ワクワク・ドキドキ・挑戦的」な業務(他)に従事して挫折感や達成感を味わうことでヒトは成長する。
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この挫折感や達成感を積み重ねることで自信につながる。
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独りで成長することも可能だが、関係者からの干渉を含めて成長することは、成長のスピードも早く質も高い。
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そのために必要となる材料こそが、客観的な「A:業務生産性 と B:知的生産性」データ。
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成長のスピードと質を求め、関係者からの干渉を当事者が回収するために「客観的データ」が必要であることが認識できている文化が備わっている企業では、測定がむしろ必要業務と認識されている。
◼️ポイント
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中間管理職以上が次世代を担う担当者の成長を業務の一つとして積極的に協力しているか?
B:期待すべきこと
①期待(1/3)
◼️代表的なデータ
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「A:業務生産性データ」:企業戦略実現に直結する業務だけに従事している状態。
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「B:知的生産性データ」:企業戦略実現の付加価値を創造している状態。
②期待(2/3)
◼️コメント
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非財務指標と財務指標の動きを「相関」ではなく「因果」で連動しておくべき。
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キャッシュフローを生み出す力が強い「ヒト」のデータが、PBR(Or 株価)と連動する「因果(=株主価値インパクト)」が見えることで、ステークホルダーからのさらなる期待を呼び込めることに繋がる。
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注意:相関が見えることではない。
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③期待(3/3)
◼️コメント
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「A:業務生産性 と B:知的生産性」データを二次利用し、株主資本価値インパクトをシミュレーションすることで、社員が本来受け取るべきボーナスもシミュレーションしておくべき。
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注意:現在運用されている人事制度とこのシミュレーション結果を必ず連動させるものではない。
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